外装工事編

「完成したら隠れてしまう匠のこだわり」ページなので、隠れてしまう工事をお伝えしようと思い書き出したのですが、今回は「完成しても隠れてしまわない匠のこだわり」で写真を撮りました。 玄関ドア周りの壁材の端部仕上げの箇所です。 ガルバリウムの外壁のモダンな家ですが、外装がすべて金属では少し硬いイメージが出てしまうということで、壁と屋根に囲まれた玄関周りの部分だけ「アマゾンジャラ」というハードウッド（熱帯地域の木で密度が高く硬い。水に入れると鉄のように沈んでしまう木）で貼ることになりました。 釘を打つのにも、ドリルで先行の釘穴を開けておかないと釘が曲がってしまい打つことができないほど硬い木なので、電動ノコギリでカットするのも大変です。 それでもファクトリーの棟梁が壁面と軒天の境に、同じ材料で写真の通り細く見切りを入れてくれました。 一般の仕上げでいえば、壁と軒天の境界にはコーキングを入れて仕上げるはずです。 チームの全員が考えて、一手間かかることでも良い家になるようにと進んで仕事をする姿勢に頭が下がります。 棟梁に感謝！ 完成しても隠れてしまわないこだわりですが、良く見ないと気づかない部分なので、やはり「完成すると隠れてしまう匠のこだわり」に入れさせていただきました。