ボード工事編
構造躯体が完成し、電気配線工事、断熱材の施工、ベーパーバリア工事が終わると、石膏ボード(パーチクルボード)工事が始まります。

(以下は「→」まで飛ばし読みしていただいて結構です)

石膏ボードは建物の構造体に使用するための意味があり、特に2×6(もしくは2×4)の構造体の耐力壁として、また火災に対する耐火性能を高めるために使用されています。
(石膏は硫酸カルシウム2水和物のため多量の結晶水を含んでいて炎や熱に晒されると、この水が蒸気として空気中に放出されるのに伴って熱を吸収する性質があります。石膏ボードにはこの結晶水が約21%相当含まれていて、耐火性に大きく寄与しているということです。)

石膏ボードを貼るビスにも意味があり、一般にコーススレッドと呼ばれるビスを使用します。コーススレッドはピッチ間が長く、ネジ山が高いため釘の保持力の約5倍あり、また、下穴を開けなくてもネジ締めができるため、作業能率が上がります。
さらにネジ表面にはラスパート処理が施され、高い対腐食性能を持ちます。
(製品注より…ラスパート処理とは、第1層に金属亜鉛層、第2層に高耐食性化成皮膜層、第3層にセラミック系材料を使った表面焼成層からなる高耐食性表面処理技術のことです。ラスパートの特徴は表面焼成層と化成皮膜層を架橋効果で強固に結びつけていることです。さらに、金属亜鉛層とも化学反応で強固に結びつけ、これにより、強靭で緻密な複合皮膜を作り上げました。ラスパート処理は一般的な表面処理のように単一物質による防錆ではなく、これら3層の相乗作用により卓越した総合的耐食性能が得られています。)

「→」
など、専門的な話は忘れてもらって、実はこの石膏ボードの 施工の内容が「完成すると隠れてしまうこだわり」の今回のテーマです。
さて、一般にボード工事に要する日数は何日くらいでしょうか?
1人の大工さんが35坪の家のボード工事を行うとすると、だいたい6日くらいだそうです。
カナディアンホームのボード工事は1人でほぼ2日!
一般の住宅建築の1/3の日数で済んでいます。
ボードの仕上がりはこのとおり!(写真では見にくいかもしれませんが、ビスの縦・横の間隔なんかにその様子は現れています)
1枚1枚ボードに鉛筆でビスの位置を標して、同じ位置でとめて行きます。
ビスの締め具合も、ボードの紙を破らない、尚且つ適度に締めこんで留める。
という作業をして2日の工期!
建築工事の実行予算の組み方は、材料費+人工。材料は今どこの会社でも差はありません。
と言うことは、工期を短縮すること(品質は上げて)が家の価格を下げることでもあります。

カナディアンGPのメンバーは胸を張って新しいローコスト「高品質低価格」を追求しています!